アンナの霧中

 その棺は、ゴミ処理場の隅にあった。
 霧雨が止まなくて辺りはしろみがかっていて、がしょがしょと音を立てて歩いているのが自分なのか自分だけなのか、わからなくてびくびくしていた。
 寒い。寒い寒い。身体中が重たい。でも早く、早くあそこに隠れなくっちゃ。フードが雨水を吸って重たい。たぽたぽと音がする。これは私にしか聞こえていませんように。
 携帯電話を確認する。小さな画面の、小さな地図の、小さな点。近づいている。あれだ。あの棺だ。真っ黒い大きな棺。成人男性用だろう。霧雨に霞む中で、くっきりと浮かび上がって見える。
 ブーッ、携帯電話が震えた。テキストメッセージだ。
『もっと早く』
 くそっ、いつもいつも。私は脚に鞭打って、駆け出す。黒い棺に飛びついた。指がかじかんでなかなか開けられない。苦戦すると、がこん、拍子抜けするほどぱっかり開いた。
 中に転がり込む。必死になって蓋を閉めた。どきどきする。どきどきする。
 ブーッ、携帯電話が震えた。きつく握り直す。外に聞こえていたら大変だ。テキストメッセージを表示する画面がやけに明るい。
『お疲れ様。しばらく休むといい。おやすみ、』
 どっと力が抜けた。成功した。これで安心できる。メールの最後までスクロールせずに、私は目を閉じた。


***
 嫌な夢を見た。夢だってわかるのは、私が覚えているはずのないことだからだ。
 まだ赤ん坊だった私を名残惜しむ母。どんどん遠のいて行って――遠のいているのは私のほうだ――角を曲がって見えなくなる。
 父に手を引かれている。手しか見えなかったのに、腕、肩、背中、私と同じあおい髪の後ろ頭と、少しずつ近づいて見えてくる。父と一緒に歩いていた人たちもだんだん減っていって、私が父に手を引かれながら父の見る先を一緒に見る頃には一緒に歩いているのは私と父だけになっていた。
 手を引かれる感触がなくなる。周りを見回しても父の姿はない。父がいなくなった日。
 私はじっと立ち尽くして、待って、待って、そして、男が私の前にやってくる。暗くて顔は見えない。だけれど唇がにたりと笑っているのはわかる。私は突き飛ばされて、腹がとても苦しくなる。のしかかられて、そしてーー。
 叫ぶ。叫んで殴られて、周りを見回してくろい男たちに囲まれているのが見えた。
 がむしゃらに腕を振り回して、やっと解放される。でも少し離れたところで男が倒れていて、私は銃を握っている。まだしろい煙を吐き出す、冷たい、ごつごつとした拳銃。銃身に歯形の跡があるのが、暗いのにはっきり見えた。
 眼が覚めても真っ暗だった。
 ああそうだ、棺の中だった。でもなんだか、転がり込んだ棺より少し広いような。息苦しくない。腹にぴったり付けていた膝を伸ばす。足を伸ばしきることはできなかった。硬い壁につま先が触れる。腕も伸ばせた。指先はどこにも触らない。広くなっている。
 携帯電話を開く。新着メッセージ一件。
『わたしを呼んで』
 携帯電話を握る。どきどきする胸を落ち着けて、唇を舐める。
「やあ、こんにちは。《創造主》(クリエイター)」
 呼びかけると、暗闇の中に四角く光が浮かび上がった。ディスプレイが点いたのだ。
『やあ。こんにちはアンナ』
 ざらついた男の声が応える。私をここまでずっと導いてきた男の声だ。
 アンナ? 《創造主》の言葉を繰り返した。それがまるで、わたしの名前であるかのように聞こえる。
『そうだよアンナロッテ。君の名前はこれからアンナロッテだ』
「アンナロッテ」
 そうだ。無機質なばかりだった《創造主》の声がどこか自慢げに聞こえる。
「名前を変える必要が?」
『名前、というよりはね、これは役名だよアンナ』
 《創造主》の悦に入った声が、小さな棺の中を反響した。
『これはきっと運命と言うのだろうけどね、あまたある平行世界に存在する、あまたという君の存在がこんがらがってしまった。そのために、あまたある君の名前を定めることにしたんだよ。アンナ、それが君の名だ』
 母と生き別れ、父との逃亡の旅の中育ったという生い立ち、母をみすみす見殺しにした失態、行方知れずになった父を見つけることもできない無能。わたしを構成するこの要素が少しずつ異なって、平行世界にわたしが存在しているのだという。彼に初めて会ったときに聞いた話だ。
 そのとき《創造主》は言った。この運命を解きほぐそう。君を、君だけの君にしようじゃないか。
「わかった。私の名前はこれからアンナロッテね。ここは? また他の平行世界に移動したの?」
 棺を探し中に入るよう指示したとき、《創造主》は世界を移動すると言っていた。この世界にもう用はないからだと。
 そうでなければ困る。パーカーのポケットに入れた拳銃がずっしりする。これで何人撃ち殺す羽目になったのか、《創造主》は知っているくせに勘案しないから。反対側のポケットに入った防水型のアクリルケースにはチップが入っている。これを盗む、あるいは奪って、指示されるまま私はこの棺に転がり込んだ。
『ああ。成功だよアンナ。ハッチを開けるから外を見てみるといい』
 がこっ。頭の上でなにかが動く音がする。金属の動く音だ。鍵を開けたような音。
 手を上に伸ばすと、ひんやりとした壁に触れた。そろそろと立ち上がる。ハッチを両手で押し上げた。重い。
 冷気が入ってくる。じっとりとして、冷たい空気だ。頭を出してもなにも見えない。しろい。足下にとっかかりを探して、上半身を乗り出す。でも、前後左右まっしろいばかりだ。
「これは、霧・・・・・・?」
 とてもあつい霧だ。私が身を乗り出しているものの形さえわからない。
 ずずん、空気が震えている。地面も微かだけれど、ずっと揺れているようだ。
 どこからだろう。近づいているようにも、ずっと遠いようにも感じられる。もっと身を乗り出して左右をぐるりと見始めたところで、ずずん、一際大きく地面が揺れた。
 私はバランスを崩して、外に放り出されそうになる。ポケットの中身が気になって一度中に戻った。頭だけ再び出す。
 黒い大きな直線が私の横を通り過ぎようとしていた。が、止まる。これは、二足歩行する足だ。太ももから上は霧で見えない。黒くて、大きい。金属に見えた。ロボット。アニメで見たようなやつだ。それにしては無骨だけれど。
 金属の膝が見える。こちらを向いた。
 えっ、えっ、えっ、これって。
 ずおんずおん空気を震わせて、手がぬっと現れた。なにか握っている。ナイフのようなもの。
 ポケットに手が伸びた。拳銃のグリップを握って、安全装置を外して、装填して、構える。銃身についた歯形の跡を見て、奮い立たせる。落ち着く。私にならできる。でも、こんなに大きいものに、こんな小さい銃だなんて。
 パン。銃声がやけに軽く聞こえる。ナイフを持った手は少し止まって、じっとりと近づいてくる。
 そのとき、するりと目の前に入ってくる影があった。霧のようにしろくて、膝ぐらいまでの大きさがある。ドラゴンのようなフォルム。
 人が身を乗り出している。くろい人影。遠くて、顔もなにを言っているのかも分からない。でも私は手を振った。ドラゴンは霧を吹いて、手の上の方へ向かう。霧に紛れて見えなくなった。
 ナイフもドラゴンを追い、足の向きも変わる。数秒だったか、数分の後、爆発音がして、よたった足は遠のいていった。
 すうっ、再びドラゴンが姿を見せる。近づいて見ると、とても大きい。下へ姿を消した。
 しばらくして、ひとりの女性が顔を出した。卵形の顔に黒髪のショートカット。
「やっほーカエデ。ボク、参上!」
「ハヤテ!」
 一度窮地を助けてもらった命の恩人だった。あのときは《創造主》に雇われたって言っていた。三つほど前の世界での話だ。また《創造主》が彼女を雇ってくれたのかもしれない。
「ここは危ないからさ、安全なとこまで引っ張ってくよ。そこで色々教えてあげよう。《創造主》、いるんだろー? それで文句ないよなー?」
 ハヤテはハッチの中を覗き込むが、《創造主》の返事はない。
「まあいいや。いくら《創造主》でも残像領域に来てすぐウォーハイドラを動かせるわけないしね。カエデは中に入ってて」
 残像領域? ウォーハイドラ? 知らない単語に戸惑っている間に、ハヤテはひらりと身を翻して戻って行ってしまい、私はしぶしぶハッチの中に戻る。真っ暗だった棺の中は、眼をこらして見ると操縦席に見える。


***
「ここね、残像領域っていうんだ」
 ハンバーガーにかぶりついて、ハヤテは炭酸水を吸う。私は一口食べただけで味もそっけもない食べ物に食欲が失せてしまった。
 灰色の霧のただ中、灯りをぎらぎらさせたダイナーだった。油でつるつるする床、金属製のテーブルにペンキを塗っただけのものがついたてを挟んで並んでいる。カウンターに人気はなくて、天井に吊られたブラウン管テレビも点いていなかった。
「残像、領域」
「そう。由来はいろいろあるみたいだけど、まあどれも眉唾っぽい。ここはずーっと霧が出てて荒廃した土地ばっかりが広がっているんだ。食べ物だって、ほら最悪」
 彼女はにたりと笑う。フライドポテトをつまんで、
「土地が痩せてるし陽が出ないからね。食糧事情は極貧だよ。だから人は荒むし戦争は絶えない。カエデにとっては辛いかもだけど」
 ま、しょうがないよね。
 まるで他人事のように言ってフライドポテトを口に放る。
「んで、ボクが乗ってたロボが総称ウォーハイドラ。操縦席パーツにあたる操縦棺に九つのパーツをくっつけて戦う機械だよ。あれに乗ってる連中はハイドラライダーって呼ばれてる。企業お抱えのやつもいるけど、大体が傭兵。金がたんまり入るんだ」
「はあ」
「あれ、動かすにはライセンスがいるんだけど・・・。だからカエデには動かせなかったのかなあ? そのへんは《創造主》に」
『やあ、久しぶりだな《ルカ》。心配は無用だ。アンナのライセンスは手配済みだよ』
 油っぽいテーブルに置きっぱなしだった携帯電話から《創造主》の声が響く。着信も発信もしていないのに、いつもそうだ。《創造主》からの電話はいつの間にか繋がっていて、知らない間に切れている。
「嫌だなあ、ボクはハヤテだよ、《創造主》。そう呼ばれるのは光栄だけどね。アンナ? アンナって、カエデの偽名?」
『新しい名前だよ。そうだろう、アンナロッテ? わたしの同士にはそれなりに相応しい役名というものがある』
「相応しい役名ね。それが? ふうん。アンナ。アンナね。ボクはカエデのままがいいかな」
 カエデはどっちがいいと思う? そう聞かれても私には決められない。《創造主》が言うのだから、アンナロッテが、アンナのほうが、いい名前なんじゃないの?
「なんでアンナロッテなのさ?」
『大した理由はいらないだろう。貴様に知らせてやることもない』
「あっ、言ったな? 可愛い弟子にハイドラの操縦を教えてあげようと思って来たのに! 手ずから! わざわざ!」
「せんせい・・・!」
『なぜそんなことを知っているんだ。わたしがここに来たのはたまたま――。ふん、それならわたしとしても助かる。非常にね。アンナの存命率にも関わることだ。喜んでその話しを受けようか、ハヤテ』
 《創造主》はぶちぶち言った後、一人で勝手に納得したふうだった。
「じゃあ決まりだ。ちょうどあとちょっとで開始時間だしね!」
 ハヤテは嬉しそうに残りのハンバーガーを頬張って、私を引っ立てた。
 機動兵器の名を、ウォーハイドラというらしい。
 操縦席パーツを棺と称し、その棺にひとつの脚部パーツ、九つのパーツを取り付けることができる。この棺には最初から、九つの首ほとんどが簡易パーツで埋められており、脚部は戦車と同じ履帯だった。しかも大きい。
 ハイドラに乗る者をハイドラライダーと呼ぶのだそうだ。ハイドラライダーは雇われの身で、毎週のごとく戦場へ招集され指示されるまま戦う。ライダーたちは危険と引き換えに莫大な報酬と、戦果という名誉をもぎ取り合う。
 ハイドラに乗っている、ハイドラライダーである限り、戦場へ招集される。拒否することも可能だし、行き場を選ぶことも、多少は可能であるらしかった。
 《創造主》が言うには、私たちがここで目的を達成するためにはハイドラが必要らしい上にお金も稼ぐ必要があるのだという。だからこうして稼ぐのが早道なのだとか。
 がたがた、操縦棺が揺れる。私は操縦席に収まっていて、ハヤテが私の上、ハッチを開けて上半身を外に乗り出した状態で乗り込んでいる。ハヤテのつま先が、揺れる度に後頭部に当たって痛い。
「へえ、うまいうまい。カエデ、車とか運転したことあるの?」
「ないけど!」
 ないけど、最近見たアニメでなんとなくわかっているような気になっている。でも見たのとは全然違う。アニメだからなのか、現実だからなのか、ハイドラだからなのか。たぶん全部だ。
「カエデ、右だよ右右。右から来てる」
 えっなに? なにが? ディスプレイが多いし、ひとつのディスプレイに表示される情報量も多すぎるし、なにをどう見たらいいのか分からない。どこからどう見て右?
 とりあえず進路を左にきる。
「ああっ駄目だよ当たっちゃう。バックバック」
「ええ?」
 バックって。ひとまず止まると、「いやいや駄目だって」声が降ってくる。そんなこと言われてもどうやるんだか知らない。確かそれ引くんだよ。いやこっちだったかな。ハヤテのぼやぼやしたもの言いに冷や冷やしながら、私は指指されたレバーを引いたり押し込んだりする。どれが正解だったのか、機体が後退する。機体が大きく揺れた。びりびりと震えてる。すぐ目の前で爆発音がしたみたいだった。操縦桿を握る手がつるつるする。
 そうして何時間言われるままにレバーを押したり引いたりペダルを踏んだり方向転換していたのか、喉がからからで、尻の感覚がなくなってきた頃に、
「あれ、終わったかな? 撤収撤収。ほら早く早く」
 足で操縦席を揺らした。
 撤収? 終わり? 身体中がじんじんしている。確かめたいけど口を開いても声が出なかった。
「残ってると残党狩りに遭うよ。そんな死にざま嫌だろう?」
「しにざま」
 手の感触が確かになる。唾を無理矢理飲み込んだ。そうだ。こんなつまらない死に方は嫌だ。《創造主》は、私にもっといい死に場所を与えてくれるんだから。
 どこをどう移動したのか、気がつけば機体は静かで暗い場所に停まっている。
 お疲れ様、カエデ。これだけできれば大丈夫だね。
 ハヤテがそんなことを言って出て行った気がする。それがどれくらい前だったのか、ついさっきなのかもよく分からない。
 ただ暗いだけだと、じんわり背が寒い。身体に力が入らなくて、立ち上がることなんか出来そうになかった。
「《創造主》?」
 呼びかけても返事はない。
 またいつもの気まぐれか。《創造主》は気の移りの激しいところがある。他に気が移ってしまったのだろう。これまでだってこうだったじゃないか。ただ、全く知らないところに連れてこられたものだから、放り出されたものだから、つい振り返りたくなってしまうのだ。馬鹿らしい。そんなものは、必要ないはずだろう。
「しっかりしろ、アンナ。アンナロッテ」
 わたしはアンナロッテ=Bそうだ。生まれ変わるのだ。あんな、ろくでもない父と母に囚われた人生から。新しい名前を何度も確かめる。
「わたしはアンナ。この残像領域で生まれ変わる」
 小さな棺にはパーツを接続することのできる首が九つ。今はまだ、そのうちのひとつは空いている。


***
「こんにちは、《創造主》」
『やあ。こんにちはアンナ。今日はどういった用件かな?』
 翌日、《創造主》に呼びかけると、白々しい声が返ってきた。当てつけてやる気の利いた言葉がない。
「昨日は黙ったっきり通信を切ってくれてどうも。そのお礼よ」
 操縦席でもある棺は狭い。ディスプレイとカメラから顔を逸らすが、《創造主》からはそう見えないだろう。仮設の棺には最低限の機能しかない。人ひとりが入れば身動きできない。動くとするなら操縦に使う手足だけだ。
『随分狭そうだね、アンナ』
 《創造主》には堪えた様子がない。それどころか笑ってさえいる。
「そうね。装備を整えるべきかも」
 実を言うと、昨日の戦場のことだってよく分かっていない。操縦棺のシステムに送られてきたメールーー本当にライセンスがあることになっていてびっくりしたーーによれば、私は初期費用と昨日の報酬を受け取っているらしい。次に私が配置される戦場についても記載されていた。
「まず死なないことが第一だからね。それにはここのことも調べてみないと」
『また、随分やる気になったじゃないか』
「お金が必要なんでしょう? あなたには。私はあなたに従うわよ」
 昨日のようにただ逃げているだけでは稼げないらしい。敵機を撃墜するだけでなく、味方を援護するとか守るとかでも稼ぐことはできるというから、それならできそうな気がする。
『幸運を祈るよ、アンナ』
 《創造主》の物言いはなにかを見透かしているみたいだ。それを詮索することには飽きた。どうせ、またどうってことないただの予感だ。
 ひとまず、身分証の編集から始めることにする。
 私はここへ流れ着いただけだというのに、目覚めてみれば《創造主》によって、あらゆる登録がなされていた。《創造主》がなにをどうしてそれをなしえたのか、またなぜなのかはわからないけれど。いつもそうだ。《創造主》はなんでも知っていて私に指示するけれど、どうやって知ったのかは話さない。私も別に知りたいわけではないけど。
 《創造主》がどうせ適当に入力した基礎情報を呼び出す。
『ひとりでも蟹さんチーム』
「なにこれ?」
『いや、君、戦車のアニメにはまっていただろう。あの、女の子たちが戦車で戦うやつ』
「・・・・・・そうだけど。あれは確かにわたしの人生を豊かにしてくれたけど」
 娘を置いて父がどこかへ消えてから、《創造主》に出会って得たものの一つが娯楽だ。貧しい暮らしにはテレビもなかった。だから、携帯端末で《創造主》の見せてくれるアニメがとても新鮮で、楽しかったのだ。
 なんとなく、個人を特定できるような説明はしたくない。他のライダーたちは、割と事細かく赤裸々に書いている者もいるようだ。だが無個性というのもマイナスだろうか。
 生まれと目的だけを書いた。生き方の模索。自ら字と文章にしてみると陳腐だ。
「あとは、そうね、買い物?」
 《創造主》がディスプレイに表を映す。マーケットに出ているパーツカタログのようだった。